いざルービックキューブを揃えようと思っても、最初のうちはそう簡単に6面揃えられるものではなく、揃えるための手順(解法)をしっかりと覚える必要があります。
そこで今回は、ルービックキューブを揃えるための解法のなかでも、スピードキュービング(速くキューブを揃える競技)で主流とされているCFOPメソッドについて、どのような解法なのかや4つのステップについて詳しく解説をしていきます。
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CFOPメソッドって何?
グチャグチャに混ぜたルービックキューブは、ただ闇雲に動かしても揃えることはほぼ不可能です。素早くそろえる事のできる人は”天才”と言われることもあるかもしれませんが、6面を揃えるだけならばルービックキューブの解法を覚えることによって誰でもできるようになります。
キューブを揃えるための解法には様々な種類が存在しますが、その中でも素早くルービックキューブを揃える競技である”スピードキュービング”の世界で最も一般的な解法が「CFOPメソッド」と呼ばれるものです。
CFOPメソッドの歴史
このCFOPメソッドとは、ルービックキューブの基礎的な解法であるLBL法(Layer By Layer)というものをもとに発展させたもので、4つのステップで構成されています。
別名Fridrichメソッドとも呼ばれているため、Jessica Fridrich氏が考案したものだと勘違いしている人も多いですが、4つのステップを考案した人物はそれぞれ別の人物で、1997年のルービックキューブ黎明期に手順をウェブサイトで公開したのがJessica Fridrich氏だったことから、Fridrichメソッドと呼ばれるようになったようです。
CFOPメソッドの4ステップを解説
CFOPメソッドとは、解法の各工程である「Cross(クロス)」、「F2L(First 2 Layers)」、「OLL(Orientation of the Last Layer)」、「PLL(Permutation of the Last Layer)」の4ステップの頭文字を取ってそう呼ばれており、現在のルービックキューブの解法としては最も一般的に使用されています。
それではそれぞれのステップを詳しく見ていきましょう。
Cross(クロス)
最初のステップでは、キューブの底面にセンターピースと一致したエッジピースの十字(クロス)を揃えます。底面は白になるようにするのが一般的です。
底面のクロスが完成したら側面のセンターパーツと色を合わせて、以下の画像のような状態にします。

(出典:Wikipedia)
初心者の場合は底面でクロスを揃えるよりも、まずは上面でクロスを完成させてから下面になるように持ち替えるという方法が分かりやすいでしょう。しかし、スピードキュービングなどのスピードを求めるのであれば、持ち替えをなくして最初から下面でクロスを作る「D面クロス」というテクニックを身につける必要があります。
F2L(First 2 Layers)
このステップでは、先ほど揃えたクロスの1層目(コーナー)と2層目(エッジ)のピースを揃えていきます。
初心者向けの解法では、パーツを個別に移動させて1個ずつ揃えていきますが、このF2Lのメソッドは「コーナー」と「対応するエッジ」のパーツを上面で探してペアとして結合した状態を作ってから、正しい位置(スロット)に一連の動作で同時に挿入します。
イメージとしては以下の画像の通りで、クロスの間の4つのコーナーとエッジを揃え、下段の2層までを揃えましょう。
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| ペア1個目 | ペア2個目 | F2L完成 |
(出典:Wikipedia)
このステップで使用される基本手順は41パターンも存在しており、ペアの位置関係や向きによって使用する手順が異なります。ですが、これらのパターンの多くは煮たような操作をするため、全て暗記をするというよりも、直感で解けるようになるまで”数をこなして覚える”ことが推奨されています。
OLL(Orientation of the Last Layer)
OLLメソッドでは、一番上の3層目のピースの向きを揃えて上面の色(底面が白なら黄色)を揃えます。この時、上面の色が揃っていればよいので、3層目の側面はバラバラのままの状態となります。
このメソッドで使用される手順は全部で57パターンも存在し、基本的には全てのパターンと対応するアルゴリズムを暗記する必要がありますが、最初のうちはエッジの向きを揃えてからコーナーの向きを揃えるという2段階でOLLを完了させましょう。この簡易的なOLLは「2 Look OLL」と呼ばれます。
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| OLL前 | OLL完成 |
(出典:Wikipedia)
PLL(Permutation of the Last Layer)
最後のステップであるPLLメソッドでは、OLLで向きを揃えた最後の層(3層目)のピースの位置を正しい位置に入れ替えて、キューブを完全に完成させます。
このメソッドでは、ピースを入れ替えるパターンが21種類存在しており、その全てを暗記して「エッジだけ」、「コーナーだけ」または「その両方」を交換するパターンを反射的に手順を実行できるようになるまで訓練する必要があります。
簡易的に行う場合は、コーナーの場所を揃えてからエッジを揃える2段階を踏んで行う方法もあり、これを「2 Look PLL」と言い、初心者はこちらで感覚を覚えながら練習しましょう。
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| PLL前 | PLL完成 |
(出典:Wikipedia)
まとめ
キューブを揃えるための解法には様々な種類が存在しますが、その中でも素早くルービックキューブを揃える競技である”スピードキュービング”の世界で最も一般的な解法が「CFOPメソッド」と呼ばれるものです。
このCFOPメソッドは、4つのステップに分けられており、そのステップそれぞれの手順(パターン)を覚えることにより素早くキューブを揃えることができます。
ただし、初心者の人がすぐにマスターできるような簡単なものではないので、少しずつパターンを覚えて直感的に有効な手順を実行できるようになるまで訓練が必要となります。
競技としてのスピードキュービングに興味がある人は必ず覚えたい知識なので、じっくりと時間をかけて習得しましょう。








