2023年に放送されたドラマ『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』は、天海祐希さんと松下洸平さんのコンビが織りなす“痛快ミステリーエンタメ”として大きな話題となりました。
大胆不敵な元弁護士・上水流涼子と、IQ140の天才・貴山伸彦が、常識では考えられない方法で依頼を解決していく姿は、まさにタイトル通り「合理的にあり得ない」展開の連続。
痛快な逆転劇はもちろんですが、視聴者の間で大きな話題となったのが「ルービックキューブ」です。
今回は、ネタバレを含むストーリーの要点をわかりやすくまとめつつ、視聴者の間で特に注目された”ルービックキューブの達人”についてもご紹介していきます。
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ドラマ『合理的にあり得ない』とは?
原作は柚木裕子さんの同名小説で、ドラマでは1話完結型の依頼解決探偵モノですが、物語全体を通して描かれる”冤罪事件の真相”という二重構造が最大の特徴。
主な登場人物は以下の2人です。
- 上水流涼子(天海祐希):元弁護士。大胆で破天荒だが、正義感は人一倍強い
- 貴山伸彦(松下洸平):IQ140の天才。論理的思考と洞察力に優れている
この二人のテンポの良い掛け合いが、シリアスな事件もどこか軽快に見せてくれるのがこのドラマの魅力と言えるでしょう。
【ネタバレあり】ストーリーの流れを解説
それでは物語の要点をざっくりとですがまとめました。
ここからは合理的にあり得ないのネタバレを含む内容となっているため、未視聴の人は注意してください。
涼子の過去と貴山の冤罪事件
涼子はかつて弁護士として活躍していましたが、ある事件をきっかけに弁護士資格をはく奪されてしまいます。その事件とは、貴山が冤罪で逮捕された事件に深く関わっていたのでした。
涼子は貴山の無実を信じて奔走しますが、結果的に弁護士資格を失うこととなってしまい、この過去が二人の強い絆の原点となっています。
”なんでもあり”な依頼
ドラマでは様々な依頼が舞い込んできており、詐欺師の撃退や宗教団体への潜入、企業の不正調査など、まさに”なんでもあり”な依頼内容です。
そんな無理難題ともいえる依頼でも、涼子の大胆な行動と、貴山の知的分析を組み合わせることによって常識では考えられない方法で次々と解決していきます。
黒幕の存在
物語が進むにつれて、貴山を陥れた”黒幕”の存在が浮かび上がります。
涼子と貴山は依頼を解決しながら少しずつ真相に近づき、最終的に貴山の過去にかかわる人物が巨大な利権を守るために仕組んだ陰謀だと明らかになり、最終話で黒幕を追い詰めるのでした。
大きな話題を呼んだルービックキューブ
視聴者の間で話題となったのが、「ルービックキューブを高速でそろえるシーン」でした。ドラマ内でルービックキューブが得意だったのが、松下洸平さん演じる貴山伸彦。
劇中で貴山は数十秒でルービックキューブを完成させる天才的な頭脳の持ち主として描かれています。
なぜルービックキューブだったのか
なぜIQ140の天才、貴山の特技がルービックキューブだったのでしょうか。これにはルービックキューブを解く上で以下の能力が必要になるためです。
- 空間認識能力
- 論理的思考
- 記憶力
つまり、貴山の”天才性”を視覚的に示すための演出としてルービックキューブのシーンを強調したものと思われます。スピーディーにルービックキューブを揃えられると、確かに「頭がよさそう」や「天才かも」と感じる人は多いかもしれませんね。
ルービックキューブのシーンが象徴するもの
貴山がルービックキューブを揃えるシーンは、単に彼が天才であることをアピールしているわけではありません。
混乱した状況を整理する
事件の情報が錯綜しており混乱している状況で、貴山はルービックキューブを回しながら思考を整理しています。
ルービックキューブを揃えるという行為は、一気に全ての面を揃えているわけではなく、ある程度決まった手順を状況に合わせて瞬時に判断をしながら少しずつ揃えていくのです。
つまりこれは、「複雑な問題を論理的に少しずつ解きほぐす」という彼の能力を象徴しているシーンです。
過去のトラウマとのリンク
ルービックキューブがバラバラに崩れた状態は、貴山が冤罪で逮捕されてしまい「自分の人生がバラバラになってしまった」という象徴としても読み取れます。
このバラバラになってしまったルービックキューブを揃える行為は、貴山自身の人生を再構築する行為にも重なって表現されているのではないでしょうか。
涼子との対比
涼子は直感型で大胆な行動をとるのに対し、貴山は論理的で冷静に物事を考えます。
キューブはそんな二人の性格の違いを際立たせる小道具としても機能しているでしょう。
ルービックキューブが物語のカギに
物語のクライマックスでは、貴山のルービックキューブを揃えるスピードが”ある仕掛け”のトリガーになるという演出があり、多くの視聴者を驚かせました。
このシーンにより、ルービックキューブがただの小道具ではなく、物語の核心にかかわる重要なアイテムとして機能しており、物語全体を通してルービックキューブに意味があったのではないかと気付いた人も多いのではないでしょうか。
松下洸平本人もルービックキューブが得意?
ドラマで加齢にルービックキューブを揃えている貴山を演じている松下洸平さんですが、本人もルービックキューブが得意なのかは気になるところです。
インタビューでは、撮影のためにルービックキューブを練習していたことを語っており、「最初は全然できなかったけど、だんだん揃えられるようになった」と明かしています。
役作りのために相当努力して練習した様子がうかがえるエピソードですね。
まとめ
2023年に放送されたドラマ『合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜』は、天海祐希さんと松下洸平さんのコンビが織りなす“痛快ミステリーエンタメ”です。
合理的にあり得ないのネタバレを含む、ざっくりとしたストーリーの流れの解説と共に、ドラマ全体を通して視聴者の印象に残るシーンとしてたびたび登場したルービックキューブについてもご紹介しました。
このドラマでは、ルービックキューブが貴山の天才性や過去とのリンク、思考の印象として非常に重要な役割を果たしています。
どんなシーンでルービックキューブが登場するのか、そしてルービックキューブにはどんな意図が隠されているのかを考えながらドラマを見返すと、「このシーンはこんな意味があったのか」など新たに気付くポイントも多いでしょう

