アイロンビーズは、平面なプレートの上に専用のビーズを並べてアイロンで固める、子供から大人まで楽しめるクリエイティブなビーズです。ドット絵のような感覚で作品を作ることができるため、大人は特に懐かしさを感じてハマる人も少なくないでしょう。
しかし最近では平面だけではなく、複数のパーツを組み合わせて作った立体の作品が人気を集めているようです。
「平面のビーズをどうやって立体にするの?」や「難しそうだけど初心者でもできる?」といった疑問を持つ人に向け、今回はアイロンビーズで立体作品の作り方について、基本的なテクニックを解説するとともに、アイロンビーズを使ってルービックキューブを作れるのかを見ていきましょう。
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アイロンビーズで”立体”は作れるのか
アイロンビーズで立体の作り方には、大きく分けて「組み立て式(パズル式)」と「積層式(レイヤー式)」の2つのパターンがあります。まずはそれぞれの特徴や、メリット・デメリットについて理解しましょう。
①組み立て式(パズル式)
もっとも一般的な作り方で、上下・左右・前後のパーツ(面)を別々に作り、最後にそれらを組み合わせて立体を作ります。イメージとしては「箱」を作ると思ってもらうとわかりやすいかもしれません。
メリットは、中が空洞になるためビーズの消費も少なくて済み、中に鈴を入れたり小物入れなどを作ることができます。デメリットとしては、各パーツの端を「凹凸」にしてジョイントする必要があるため、設計の段階で少し頭を使わなければならない点が難しいところです。
②積層式(レイヤー式)
積層式は平面のパーツをいくつも作り、それを上に重ねて接着していく方法です。
ドット絵を何層も積み重ねていくイメージで、曲面など複雑な造形をする場合は積層式が使われます。また、ボンドなどで接着させるため、強度もそれなりにあります。
積層式のメリットは、複雑な曲面や厚みなどを表現しやすく、設計も直感的なため初心者でも簡単なものであればすぐに作れる点です。デメリットとしては、平面パーツを大量に使用するため、ビーズの消費が激しいのが難点でしょう。またボンド等の接着剤も必要になります。
アイロンビーズで立体を作る基本テクニック
それではアイロンビーズで立体の作り方について見ていきます。
まずは基本となる「立方体(キューブ)」の作り方です。これができれば、あらゆる作品に応用できるため、最初に覚えましょう。
必要な道具
アイロンビーズで作品を作る際に必要となるものをおさらいしておきましょう。
- アイロンビーズ(お好みの色)
- プレート(なるべく大きなものがおすすめ)
- アイロン
- キッチンペーパー
- ピンセット
- ボンド(必要であれば)
手順1:パーツを設計する
立方体を作るためには、6つの平面パーツを作って組み合わせる必要があります。しかし、単純な正方形を6枚作っただけでは組み合わせることができません。各パーツに凹凸を作ることがポイントです。
- 底面と上面は、四隅をビーズ1列分凹ませたデザイン
- 側面(前後)は、上下を凸、左右を凹ませたデザイン
- 側面(左右)は、四隅を凸にしたデザイン
このように、パーツ自体がジグソーパズルのようにかみ合うようビーズを並べていきましょう。
手順2:アイロンがけのコツ
アイロンビーズにおいて、アイロンがけは最も重要な工程です。
基本的に、「片面はしっかりと、もう片面は軽めに」が鉄則と言われており、ビーズの穴が少し残るくらいを目安に均一に溶けるようアイロンを当てていきます。
溶かしすぎてしまったり、厚みが均一ではなくなってしまうと、他のパーツと組み合わせたときに上手く嵌まらなくなってしまうため、慎重に作業することが大切です。
また、アイロンがけが終わったら、パーツがまだ温かいうちに重しを乗せて反りを防ぐときれいな仕上がりになります。
手順3:組み立てる
パーツが完全に冷めてから、パーツ同士をパズルのように組み合わせていきましょう。もし硬くて上手く嵌まらない場合は、ビーズの端をカッターで軽く削るとスムーズに入るようになります。
状況によっては、ボンドなどで接着しても良いでしょう。
アイロンビーズでルービックキューブは作れる?
アイロンビーズの特徴として、ビーズの色が非常に豊富な点が挙げられます。カラフルな立方体ということで、ルービックキューブをアイロンビーズで作るのはいかがでしょうか。
観賞用としてのルービックキューブであれば、先ほどご紹介した基本的な立体の作り方を応用してもらえれば簡単に作ることができますが、実際に回してパズルとしても遊べるルービックキューブだと、非常に難易度は高くなりますが不可能ではありません。
観賞用(動かない)ルービックキューブ
これは基本的な立方体の作り方を応用して作ります。
6つの面のそれぞれを、「白・黄・赤・オレンジ・青・緑」にし、黒いビーズでグリッド(境界線)を表現してあげれば立派なルービックキューブの完成です。インテリアとして飾るだけであれば十分かわいい作品になるでしょう。
回転する(遊べる)ルービックキューブ
実際に回転できて遊べるルービックキューブを、アイロンビーズで再現するのは非常に複雑で難易度は高いですが不可能ではありません。
本物のルービックキューブを分解してみるとわかるように、キューブを回転させるための特殊な軸(コア)があります。アイロンビーズだけでこの軸を作るのは難しく、耐久力の面でも満足に遊べるほどのものは期待できないでしょう。
例えば、コアの部分だけ本物のルービックキューブのものを使用し、他のパーツをアイロンビーズで作ったり、市販されている安価なルービックキューブの表面に薄く作ったアイロンビーズの板を張り付けるなどをしたほうが、確実に「動く」作品になります。
まとめ
アイロンビーズは、平面なプレートの上に専用のビーズを並べてアイロンで固めるクリエイティブなビーズです。基本的には平面の作品が主となりますが、工夫することによって立体的な作品も作れます。
複数のパーツを組み合わせたり、平面のパーツを何層も積み上げて立体を作ったりと、様々な方法があり、単純な立方体であれば誰でも簡単に作ることができるでしょう。
カラフルな立方体を作ってみたい人にはルービックキューブがおすすめで、アイロンビーズで立体の作り方さえ覚えてしまえば可愛いルービックキューブ型の置物が作れます。また、かなり難易度が高く、様々な工夫は必要ではありますが、実際に回転できて遊べるルービックキューブも作ることができるので、自信がある人は是非作ってみてください。

