世界中で遊ばれている立体型パズルの「ルービックキューブ」は、単純にパズルをそろえるだけではなく、その速さを競う大会も行われています。
そんなルービックキューブは使っていると動きが悪くなってきたりするため、メンテナンスを行う必要があり、特にタイムを競う場合は非常に重要な要素となります。
そこで今回は、ルービックキューブのメンテナンスはどのように行うのかや、使用するおすすめの潤滑剤などもご紹介していきます。
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ルービックキューブはメンテナンスが必要!
ルービックキューブを買ったばかりの時や、たまにしか遊ばない人はあまり意識したことがないかもしれませんが、ルービックキューブのパフォーマンスを最大限に発揮させるためにはメンテナンスが非常に大切です。
特に頻繁にキューブを回す人や、揃えるタイムを競う競技者(スピードキューバ-)にとっては欠かせない作業になります。
メンテナンスが必要な理由とは
ルービックキューブは使用しているうちに、内部のピースが摩耗して細かなプラスチックの粉が発生し、空気中のホコリなどが内部に入り込み、ピース同士の摩擦が増加します。これによりキューブの回転が重くなったり、途中で引っかかったりするようになってしまい、パフォーマンスが落ちる原因となってしまいます。
また繰り返し回転をさせていると、内部のネジが少しずつ緩んでしまい、キューブがぐらついて不安定になり、最悪の場合ピースが外れてしまう「ポップ」と呼ばれる現象が起こりやすくなってしまう可能性があります。
これらを解消するため、そしてキューブを長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスを行うことが推奨されています。
ルービックキューブのメンテナンス方法
ルービックキューブのパフォーマンスを最高の状態に保つためのメンテナンス方法をご紹介します。メンテナンス方法は主に「内部の清掃」「潤滑剤の注入」「テンション調整」の3ステップで行います。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
内部の清掃
最初にルービックキューブの内部の清掃を行います。
キューブを回していると、ピースが削れて生じた粉やホコリ、手垢や髪の毛などが内部に入り込んでしまい、それらが溜まって回しにくくなってしまいます。
清掃方法は簡単で、キューブを分解してバラバラの状態にしてからパーツを1つずつ綺麗に拭いていきます。ティッシュなどでホコリをふき取るだけでも大丈夫ですが、内部が潤滑剤などでべたついている場合はウェットティッシュなどでしっかりと綺麗にしてあげましょう。
分解するコツは、面を45度ずらしてからエッジをねじるようにすると取り外しやすいですが、力を入れすぎるとパーツが破損してしまう可能性もあるため、どうしても外せない場合はセンターのネジを緩めて外す方法もあります。(ネジの緩め方は後述します)
エッジを1か所外してしまえば、後は簡単にバラバラにすることができるでしょう。そして清掃後は分解の手順と逆の手順で組み立てます。
潤滑剤の注入
キューブに潤滑剤を注入することで回転が非常に滑らかになるだけではなく、逆に軽すぎる回転を粘度の高い潤滑剤を使用することによって調整することも可能です。また、パーツの削れたカスが内部にたまるのを防ぐ効果もあります。
ひとことで潤滑剤と言っても様々な種類がありますが、ルービックキューブに使用される潤滑剤は「シリコンスプレー」と呼ばれるものが一般的で、ホームセンターなどでも購入することが可能です。シリコンスプレー以外でも基本的には大丈夫ですが、その場合は無溶剤タイプを使用するようにしましょう。溶剤が入ったものは、プラスチックを溶かしてしまう可能性があるため注意しましょう。
潤滑剤の注入方法ですが、コーナーパーツの足や、エッジとコーナー、エッジとセンターの接地面に潤滑剤を塗ります。隙間から漏れてくるものはキレイにふき取ってください。
テンション調整
ルービックキューブを回しすぎると「ポップ」が起こりやすくなってしまう可能性があります。そのためピースのゆるみ具合を調整し、回しやすさを最適化することも重要な調整です。
まずは各面のセンターピースの蓋をマイナスドライバーや指などで外し、その中にあるネジをプラスドライバーや専用ツールを使用して調整を行います。
締め付けが強すぎるとピースが硬くなり回転が重くなり、逆に弱すぎるとピースが外れやすくなるので、何度か調整を繰り返しながら自分の合った最適なテンションを見つけましょう。
おすすめの潤滑剤をご紹介!
ルービックキューブのメンテナンスで使う潤滑剤は基本的には何でも大丈夫ですが、こだわったものを使いたいのであればキューブ専用に作られた潤滑剤がおすすめです。
ここでは、キューブ専用のおすすめ潤滑剤を2つご紹介します。
Silk
他の低粘度潤滑剤と比べるとやや粘度が高めのSilkは、どんなキューブやパーツにも使う事のできる万能型の潤滑剤として知られています。大手メーカーの3×3×3キューブならこれ1本で十分とも。
軽さの調整というよりは回転の摩擦を軽減して滑らかにしてくれ、シリコン製のオイルのため揮発性が低く、一度塗ると長持ちしてくれる特徴があります。
キャップにはチャイルドロック機構が付いており、子持ちの人でも安心して購入できる点も嬉しいポイントです。
DNM-37
粘度がほとんどなくサラサラした潤滑剤で、キューブの回転を軽く滑らかにしてくれます。
回転が硬くなり回しにくくなってしまったキューブや、4×4×4以上の構造が複雑なキューブに使用する潤滑剤におすすめです。
水性で揮発性が高いため、あまり長持ちしないこともあり定期的に注入することが必要となる点には注意が必要ですが、使用すると回転が非常に軽くなります。
まとめ
ルービックキューブは使っていると動きが悪くなってきたりするため、メンテナンスを行う必要があり、特にタイムを競う場合は非常に重要な要素となります。
定期的なメンテナンスを行うことにより、最適なパフォーマンスを維持するだけでなく、ルービックキューブそのものの寿命を伸ばすことにもつながることでしょう。
使用する潤滑剤にも様々な種類があるため、いろいろと試して自分に合ったものを見つけ、自分に合った最適な調整方法を探しましょう。

